ヨーロッパ中世には、大きなお城や修道院にはトイレがあったそう。一般市民は、おまるを使っていたようです。おまるに溜められた汚物は、街路に捨てられることも多く、衛生的には最悪だったようです。 なんと窓から投げ捨てるのが当たり前だったとか。
実はハイヒールは、汚物の散らかる道でドレスを汚さないようにと作られたのがその発祥だそう。ちなみに、マントも上から降ってくる汚物をよけるために生まれたものという説もあります。
お城にあったトイレも、下水がきちんと整備されているわけではなく、床に穴があるだけで、その穴にまたがって排泄するとそのまま下に落ちるという仕組み。排泄物が溜まってお城が汚れてくると、王様は引越ししたそう。
ヴェルサイユ宮殿では、ルイ14世の時代に300個ほどの便器がつくられたそう。でも、宮殿には何千人もの人がいました。トイレは全然足らなかったそうです。なので、廊下や部屋の隅、庭の茂みなどで用を足す人達も続出。ヴェルサイユ宮殿のなかは糞尿であふれ、ものすごい不衛生な状態だったそう。
また、ヨーロッパでハーブや香水などの香りの文化が発達した理由は、上記のような糞便の匂いが充満しているという状況が背景にあったとも言われています。
12~13世紀のパリでは、道路の真ん中に水が流れている溝があって、そこにおまるにたまった排泄物を流したそう。汚物はそのままセーヌ川などの河川へと運ばれていきます。
ちなみに古代ローマとかの時代には、水洗トイレがあったんですよ。なのに、古代から中世に入って、トイレ事情は後退しているわけです。
その後、水洗便所か登場するのは16世紀末のイギリス。普及するのは18世紀末ごろだそう。
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